映画『もうひとりの息子』を観てきた。日本でも話題になっている赤ちゃんを取り違えた話だが、この悲劇がイスラエルとパレスチナの間で起きたことが、ふたつの家族という個人的な問題を超え、国家、民族、宗教といった社会的アイデンティティのレベルで個々の魂を揺さぶることになる。 続きを読む
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麻生副総理のナチス発言の再検証ーマスコミの国際発信力の欠如の問題ではないか
麻生副総理兼財務相のナチス発言は、「ナチスの手口に学び、国民が気がつかないうちに憲法改正を企てる」との趣旨に取られて内外の批判にさらされた。私も最初、朝日新聞の発言内容の書き起こしを読んだときは、そのような意味にしか解せなかった。しかし、録音を聞いた上で発言内容を検証してみると、そのような趣旨の発言ではなかったらしいことが見えてくる。そして海外メディアの論調に迎合するだけの日本のマスコミに深い失望を感じる。 続きを読む
ボストンマラソン爆弾事件を考える
「ボストンマラソン爆弾事件を考える」(音声SNSでVoiceLink™を用いて2013年4月26日22時からライブ放送)
ボストンマラソン爆弾事件の犯人は拘束されましたが、動機はまだ十分に解明されていません。アメリカ社会の若者をテロに駆り立てるものは何か、そして彼らが傾倒する「宗教」とは… 続きを読む
ボストンマラソン爆弾事件とオープンソース・ジハード
ボストンマラソン爆弾事件の犯人が拘束されましたが、動機はまだ解明されていません。この二人の若者が人生の挫折などの個人的な動機からあのような恐ろしい事件を起こしたとはとても思えません。いろいろ調べていくと、「オープンソース・ジハード」という新しいタイプのテロとの闘いに私たちは突入した厳しい現実に直面します。 続きを読む