「俺のからあげ」改め「俺にはからあげ」

IMG_3149 これは「事件」です!

恵比寿には毎日長蛇の列ができる「俺のフレンチ」があります。その道路を挟んで目の前には鶏の唐揚げで評判の小さな店があります。

この唐揚げ屋さんは「俺のフレンチ」が恵比寿に進出する前から、ここ恵比寿にあるのですが、ここが「俺のからあげ」という看板を道路に出し始めたのはここ最近のことでした。今日その看板を見たら、「の」を消して「には」に書き直してありました。

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「俺のフレンチ」はVALUE CREATE株式会社の登録商標(商標登録第5563117号)です。「俺のフレンチ」さんから、便乗商法とのクレームを受けたのでしょうか?それとも商標権侵害の警告を受けたのでしょうか?

そもそも商標権の侵害になるのでしょうか?「俺のフレンチ」という商標は、それ自体には識別力のない「俺の」のすぐ後に、国名の形容詞であってその国の料理を意味するものとしても理解される「フレンチ」をつけることで全体として識別性があるものとなっています。国名の形容詞がそのままその国の料理を意味するものとしても使われるのは、フレンチ以外には、イタリアンくらいでしょうか。「俺のジャパニーズ」とか、「俺のスパニッシュ」とか言っても何のことかわからないですよね。「俺のイタリアン」を使う人がいたら、「俺のフレンチ」と同一の会社もしくは系列会社が経営していると出所混同が起こるのはわかりますが、「俺のからあげ」は、「俺の」のあとに国名の形容詞がついているのではなく、「料理名」が付いているので、少し状況が違うと思います。

しかし、「俺のフレンチ」レストランのすぐ向かい側で「俺のからあげ」の看板を出されると、うちの商標のフリーライド(ただ乗り)ではないかと言いたくなる気持ちもわかります。みなさんはこの問題をどうお考えになりますか?

今度、鳥の唐揚げ定食を食べながらお向かいさんからどんな苦情があったのか、根掘り葉掘り聞いてみたいです。

ちなみに私は「俺のフレンチ」に並んだこともないし、食べたこともありません。残念!

参考記事:プライムワークス国際特許事務所 商標弁理士のブログ「俺のフレンチ」

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