カテゴリー別アーカイブ: 米国実務

引例は内的証拠か外的証拠か

Landis On Mechanics Of Patent Claim Draftingのテキストの最後に「明細書、出願経過(IDSも含む)で引用された公知技術文献のリスト(単なる文献のリストであって、公知文献に対して出願人が言及した内容ではない)が内的証拠である」という判例があって、Landis(著者)がこの判例を批判していました。 続きを読む

選択要求に応答しても意識的限定にはなりません

New shrimp species (1) by Arthur Anker, on Flickr質問:米国特許出願の選択要求(election)で、

Species I 図1(デコーダが2つある構成)
Species II 図2(デコーダを1つで兼用する構成)

となって、図1か図2のいずれかのspeciesを選択しなければならない状況において、クレーム1が、図1と図2の両方をカバーする請求項(デコーダが2つでも共用されていてもよい)という場合に、species I(図1)を選択してクレーム1をspecies Iに対応するものとして指定する応答をすると、クレーム1の権利範囲として図2のデコーダを1つで兼用する構成を意識的に除外したことになるか? 続きを読む